オートバイを選ぶのにぶつかる問題の一つが、自分自身の体の大きさがあります。
大きな体の人なら、女性でも男性でも関係なく選べるバイクの種類は増えますが、問題なのは体の小さな人。
これは、本当に大変な問題なんです。
背が小さい人のオートバイの選び方
背が小さな人の問題としてあるのが、バイクにまたがると足が地面に届かないがあります。
これはバイクに乗るうえでは死活問題ですよね。
足が地面に着かないとバイクはひっくり返ってしまいます…
男性・女性でも身長160cm以上ないと、乗れるバイクの種類がかなり限られてきます。どんなバイクでも無理なく乗れる身長となると、180cm以上は必要だと思います。
ちなみに管理人は身長178cmなので、足つきで困った事はほとんどないです…
オートバイのジャンル別シート高を比較
- オフロードバイク 高 870㎜前後
- オフロードバイク 低 770㎜前後
- スポーツバイク大型 780㎜前後
- スポーツバイク中型 740㎜前後
- アメリカン大型 650㎜前後
- アメリカン中型 650㎜前後
ざっくりとですが、こんな感じになります。
シートの高いオートバイ対策
シートが高いバイクの代表的な物に、オフロードバイクがあります。
その中でも特にホンダCRF250やヤマハWR250Rなんかはシート高が高いです。外車のオフロードバイクなんかはもっと高いのがザラにあったりします。
同じオフロードバイクでも、セローやトリッカーなんかは比較的シートが低いので、小さな女性でも乗ってる方がいます。
もちろん、シートの高さばかり注目してもいけません。
大型バイク等の大排気量バイクになると、車体そのものが250kg前後と大きく重いので非力な女性では押したり引いたりの取りまわしもままならない事があります。
さらに、一見シート高が低そうに見える大型バイクでも、シートの座面が広く大きいので、実際にまたがると太ももが広がり、思ったように足が下になりません。
アンコ抜き
そんな時は、昔から使われて方法にアンコ抜きがあります。
アンコ抜きとは、シート中のスポンジ(あんこ)の量を減らして強引に座面を下げる方法です。
もちろん、スポンジが減るので座り心地は悪くなりますが、どうしても乗りたいバイクのシートが高い時はやって見るのも手段です。
アンコ抜きは、バイク屋さんでもやってくれるお店もありますし、人気車種ですとサードパーティー製で既にアンコ抜きされたシートが販売されていたりします。
ブーツで腰ずらし
背の低い男性なんかが、頑張って大きめのバイクを乗る時にやる方法です。
踵(かかと)の高いブーツを選び、停車時は必ず腰を左右のどちらかにずらして片足だけ地面に接地させます。
道路の縁石や歩道に足をのせる場合もありますしケースバイケースです。
ただ、足を着こうとしたら地面が凹んでいてひっくり返ったって話もあるので、足を着く場所には注意して下さい。
シート高の低いバイクを選ぶ
小柄な女性なんかは足つきの問題から、最初からシート高が低いアメリカンバイクを選ぶ方が多いのも事実です。
しかしハーレーダビッドソンや国産の大型アメリカンは、シートは低いんですがハンドルは遠いし、ステップも遠いので体が伸びきった状態になり乗りにくいので、特に背の低い女性なんかは中型クラスのアメリカンを選ぶ人も多いです。
最近では、ヤマハBOLTなどのスリムでスポーティなアメリカンバイクも多数発売されているので、選択肢の一つにしても良いかもしれません。
その他にも、中型ネイキッドバイクなんかもシート高が低いです。
まとめ
安全にバイクで遊ぶには足つき性はかなり重要なので、この部分はしっかり見極めて乗らないと大事故につながるし、せっかくの趣味がつまらないものになってしまう可能性もあります。
無理をしないで、楽しいバイクライフを送りましょう。
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