オートバイの免許を取得して、ツーリングにも慣れて来たら一度は訪れてみたい場所ナンバーワンはやっぱり北海道です。
管理人も北海道へ、テント&ライダーハウス(ライハ)を使ったロングツーリングに行って来ましたが、オートバイでの最高の想い出の1つになってます。
フェリー料金だけを知りたい方はサクッと見出しをタップして下さい。
フェリーでの行き方メリット・デメリット
個人的にイチバンおすすめしたい行き方は長距離フェリーでの方法です。
長距離フェリーの最大のメリットは陸路を走るガソリン代と高速道路代を節約できる事と、ちょっと非日常的な船旅気分を味わえることです。
メリット
- ガソリン代、高速料金節約
- 船旅気分
- 北海道までのんびり休める
デメリット
- 発着港が限られてる
- 遅い
- トップシーズンは値段が高い
- 船酔い
などが挙げられます。
個人的な意見ですが、発着港が自宅から100㎞程度離れていても、高速料金を払いガソリンを消費して青森まで行き、青森、大間からのフェリーで北海道を目指すのとトータル料金的には同じくらいになるので、くつろいで行けるカーフェリーをおすすめします。
カーフェーリーの基礎知識
カーフェリーは車やバイク等の2輪車とドライバー、ライダー、同乗者を一緒に積んで航海する船です。
ここではオートバイ(ライダー)に絞って説明していきます。
お盆休み、年末年始の予約は早めに
毎年、お盆休み、年末年始は帰省&レジャーで予約は直ぐに埋まってしまいます。フェリー会社によりますが、予約は2ヶ月前から取れるのでプランが決まっていればなるべく早めに予約しましょう。
バイク運賃にはライダー運賃が含まれない
普通乗用車は乗用車1台の運賃にはドライバー1名の旅客運賃が含まれてますが、オートバイは違います。
ほとんどのカーフェリーはオートバイ等の2輪車は特殊手荷物扱いになるので、大人1名の旅客運賃に排気量別の特殊手荷物運賃を足した価格がフェリー代金になります。
お盆、GW、年末年始は高い
航空路線やホテル、旅館などと一緒で、お盆、ゴールデンウィーク、年末年始のいわゆるトップシーズンは運賃が値上がりします。
ただし、フェリー会社によっては特殊手荷物料金は変わらず、旅客運賃だけが変わったり、両方とも変わったり、共に変わらずとマチマチなので、注意が必要です。
出港すると車両区画には入れない
船が港から出ると基本的には車両区画には立ち入り禁止になります。
なので、着替えお風呂セット、コスメなど客室で快適に過ごすグッズは小さめのバッグにあらかじめ分けておくと便利です。
アップグレードするとより快適な船旅に
一番安い旅客運賃の客室は大広間に雑魚寝ってのが定番なんですが、これは船によっても違います。
個人的にはもうちょっとお金を出して、2段ベッドなどのコンパートメント客室にした方が北海道までプライバシーが保たれて良いと思います。音に関しては仕方ないですが(耳せんするなり…)カーテン1枚あるだけも快適度は全然違います。
北海道航路 フェリー料金表
北海道に渡るライダーがよく使う代表的な航路と運賃を調べてみました。
料金については最新ではない可能性もあるので、予約する際にはフェリー会社のWEBサイトで確認してください。
関東・茨城 三井商船フェリー
関東地区は、昔は東京港発もあったんですが、今では大洗だけになってしまいました。僕も何度か使った事がありますが、東京近郊からだと大洗までがちょっと遠いです…
※2022年4月1日からの新運賃を載せてます。
大洗港(茨城県)⇔苫小牧
所要時間 約18時間~19時間
夕方便と深夜便の2本立てですが、旅客運賃が安い夕方便の料金を載せてます。
運賃がシーズンによって5段階に分かれてますが、会社のお盆休みや学校の夏休みに出かける場合は、ほぼB,C,D期間のいずれかに当てはまり、お盆休みだと確実にDかE期間になります。
旅客運賃
A期間 | B期間 | C期間 | D期間 | E期間 | |
コンフォート | 12,900円 | 13,300円 | 15,700円 | 20,200円 | 22,200円 |
ツーリスト | 9,800円 | 10,300円 | 12,700円 | 17,200円 | 19,200円 |
オートバイ運賃
A期間 | B/C期間 | D/E期間 | |
原動機付自転車 (50cc以下) | 6,500円 | 7,000円 | 7,700円 |
原動機付自転車(50cc超・125cc以下) 二輪自動車(125cc超・400cc以下) | 11,900円 | 12,600円 | 13,700円 |
二輪自動車 (400cc超・750cc以下) | 15,200円 | 16,000円 | 17,400円 |
二輪自動車 (750cc超) | 17,300円 | 18,300円 | 20,000円 |
自転車、その他軽車両・受託手荷物 | 2,000円 | 2,200円 | 2,400円 |
旅客運賃とオートバイ運賃の合計が渡道費用になります。
なので、雑魚寝部屋(ツーリスト)でお盆休みのハイシーズンに750㏄超の大型バイクでのソロツーリングに行くなら…
39,200円
になります。
ちなみに、D/E期間は各種割引適用外になるので要注意です。
公式サイト:三井商船フェリー
名古屋・仙台 太平洋フェリー
中部・関西地区在住の方は太平洋フェリーか、新日本海フェリーになります。
船舶によって旅客料金が変わりますが、『きたかみ』が平成30年でラスト航海なので『いしかり・きそ』の料金を載せてあります。『きたかみ』の旅客料金は『いしかり・きそ』より1,000円安いので参考にして下さい。
名古屋⇔仙台⇔苫小牧
途中で仙台を経由していくのでかなり時間がかかりますが、船旅気分を満喫できます。寄港すると意味もなく気分が盛り上がるんです(笑)
所要時間 約40時間
運賃がシーズンによって3段階に分かれてますが、会社のお盆休みや学校の夏休みに出かける場合は、ほぼB,C,期間のいずれかに当てはまり、お盆休みだと確実にC期間になります。
旅客運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
2等 | 11,700円 | 12,900円 | 14,000円 |
B寝台 | 14,000円 | 15,700円 | 17,600円 |
オートバイ運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
自転車 | 5,100円 | 5,600円 | 6,100円 |
50cc以下 | 7,800円 | 8,500円 | 9,000円 |
50cc超400cc以下 | 13,400円 | 14,500円 | 15,700円 |
400cc超750cc以下 | 19,000円 | 20,800円 | 21,900円 |
750cc超 | 21,200円 | 23,400円 | 25,100円 |
側車付・三輪トライク | 23,500円 | 25,700円 | 27,500円 |
側車付・三輪トライク(牽引ボックス付) | 30,800円 | 34,200円 | 37,500円 |
※オートバイ運賃も季節料金が設定されているので注意してください。
お盆休みにリッターバイクでB寝台を使って行くと…
42,700円
さすがに距離がありますから、料金も高くなります。
仙台⇔苫小牧
所要時間 約15時間
2等客室はいわゆる雑魚寝部屋。プライバシーを確保したいならB寝台をオススメします。
旅客運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
2等 | 9,000円 | 10,100円 | 10,700円 |
B寝台 | 11,300円 | 12,900円 | 14,000円 |
オートバイ運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
自転車 | 2,800円 | 3,300円 | 3,900円 |
50cc以下 | 4,600円 | 5,100円 | 5,600円 |
50cc超400cc以下 | 7,800円 | 9,100円 | 9,700円 |
400cc超750cc以下 | 10,700円 | 11,800円 | 13,000円 |
750cc超 | 13,400円 | 14,200円 | 16,200円 |
側車付・三輪トライク | 15,200円 | 16,900円 | 18,500円 |
側車付・三輪トライク(牽引ボックス付) | 23,500円 | 26,300円 | 28,700円 |
お盆休みにリッターバイクでB寝台を使って行くと…
30,200円
になります。
公式サイト:太平洋フェリー
舞鶴・敦賀・新潟・秋田 新日本海フェリー
日本海側からの北海道への海路を一手に引き受けているのが新日本海フェリー。発着港も多いので日本海側に住んでる方は使わない手はありません。
航路が複数あるので、寄港しないで一気に北海道まで行ける航路(そのぶん時間短縮)だけをピックアップしました。
舞鶴⇔小樽
札幌や最北端を目指すならこの航路が最短距離になります。
所要時間 約21時間
ツーリストAは相部屋コンパートメント寝台。ツーリストSは完全個室の寝台になります。
旅客運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
ツーリストA | 10,900円 | 12,200円 | 18,300円 |
ツーリストS | 17,900円 | 19,300円 | 23,900円 |
※雑魚寝大部屋はありません。
オートバイ運賃
期間A | 期間B | 期間C | |
自転車(輪行含む) | 3,200円 | 3,300円 | 3,400円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 7,300円 | 8,200円 | 9,800円 |
二輪自動車 (750cc未満) | 10,600円 | 11,800円 | 14,800円 |
二輪自動車 (750cc以上) | 13,400円 | 15,200円 | 19,300円 |
サイドカー・トライク等 | 16,700円 | 19,300円 | 24,100円 |
お盆休みハイシーズンにリッターバイクでツーリストAを使って行くと…
37,600円
になります。
敦賀⇔苫小牧東港
舞鶴⇔小樽航路と料金は同じです。
所要時間 約20時間
ツーリストAは相部屋コンパートメント寝台。ツーリストSは完全個室の寝台になります。
旅客運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
ツーリストA | 10,900円 | 12,200円 | 18,300円 |
ツーリストS | 17,900円 | 19,300円 | 23,900円 |
※雑魚寝大部屋はありません。
オートバイ運賃
期間A | 期間B | 期間C | |
自転車(輪行含む) | 3,200円 | 3,300円 | 3,400円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 7,300円 | 8,200円 | 9,800円 |
二輪自動車 (750cc未満) | 10,600円 | 11,800円 | 14,800円 |
二輪自動車 (750cc以上) | 13,400円 | 15,200円 | 19,300円 |
サイドカー・トライク等 | 16,700円 | 19,000円 | 24,100円 |
お盆休みにリッターバイクでツーリストAを使って行くと…
37,600円
になります。
新潟⇔小樽
所要時間 約16時間
ツーリストC、ツーリストAは相部屋コンパートメント寝台。ツーリストSは完全個室の寝台になります。
旅客運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
ツーリストC | 7,300円 | 8,000円 | 11,300円 |
ツーリストA | 9,700円 | 10,400円 | 14,800円 |
ツーリストS | 11,300円 | 13,600円 | 18,100円 |
※雑魚寝大部屋はありません。
オートバイ運賃
期間A | 期間B | 期間C | |
自転車(輪行含む) | 1,900円 | 2,000円 | 2,100円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 5,500円 | 6,500円 | 7,800円 |
二輪自動車 (750cc未満) | 7,500円 | 8,900円 | 11,100円 |
二輪自動車 (750cc以上) | 9,300円 | 11,100円 | 14,100円 |
サイドカー・トライク等 | 11,600円 | 13,900円 | 17,600円 |
お盆休みにリッターバイクでツーリストCを使って行くと…
25,400円
になります。
秋田⇔苫小牧東港
所要時間 約11時間
ツーリストJは雑魚寝相部屋、ツーリストBは古いタイプのコンパートメント寝台。ツーリストAは相部屋コンパートメント寝台。ツーリストSは完全個室の寝台になります。
旅客運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
ツーリストJ | 5,200円 | 5,700円 | 7,800円 |
ツーリストB | 6,000円 | 7,100円 | 9,600円 |
ツーリストA | 6,800円 | 8,000円 | 10,800円 |
ツーリストS | 8,100円 | 9,400円 | 12,500円 |
オートバイ運賃
期間A | 期間B | 期間C | |
自転車(輪行含む) | 1,300円 | 1,300円 | 1,500円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 4,100円 | 4,700円 | 6,100円 |
二輪自動車 (750cc未満) | 5,400円 | 6,500円 | 7,800円 |
二輪自動車 (750cc以上) | 6,500円 | 8,200円 | 9,500円 |
サイドカー・トライク等 | 7,500円 | 9,400円 | 10,900円 |
お盆休みにリッターバイクでツーリストJを使って行くと…
17,300円
になります。
公式サイト:新日本海フェリー
青森県からは3航路
陸路で青森県まで行っても最後はフェリーに乗らないと北海道には渡れません。
青森県に青森、大間、八戸と3つの港から北海道に渡れます。
津軽海峡フェリー
青森県側から函館まで2つの航路で運航しています。
青森⇔函館
北海道に渡る人気の航路になるので、お盆休み等のトップシーズンは予約必須です。
所要時間 約3時間20分
乗船時間は短いので、無理して良い席を確保する必要はなくイチバン安い相部屋がお得だと思います。
スタンダードは相部屋、ビューシートは進行方向に向いたプライベートシートでくつろげます。
旅客運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
スタンダード | 2,460円 | 3,020円 | 3,450円 |
ビューシート | 3,000円 | 3,700円 | 4,230円 |
オートバイ運賃
期間A | 期間B | 期間C | |
自転車 | 1,250円 | 1,570円 | 1,800円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 1,810円 | 2,260円 | 2,600円 |
二輪自動車 (750cc未満) | 2,710円 | 3,390円 | 3,900円 |
二輪自動車 (750cc以上) | 3,620円 | 4,520円 | 5,200円 |
サイドカー・トライク等 | 6,700円 | 8,370円 | 9,630円 |
お盆休みにリッターバイクでスタンダードを使って行くと…
8,650円
になります。
大間⇔函館
大間は青森や八戸からでも結構距離があり、時間がかかるので注意が必要です。
所要時間 約90分
乗船時間はかなり短いので、むりして良い席を確保する必要はなくイチバン安い相部屋がお得だと思います。
スタンダードは相部屋、カジュアルシートはプライベートシートでくつろげます。
旅客運賃
A期間 | B期間 | C期間 | |
スタンダード | 2,000円 | 2,460円 | 2,810円 |
カジュアルシート | 2,420円 | 2,980円 | 3,410円 |
オートバイ運賃
期間A | 期間B | 期間C | |
自転車 | 840円 | 1,040円 | 1,190円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 1,250円 | 1,570円 | 1,800円 |
二輪自動車 (750cc未満) | 1,670円 | 2,090円 | 2,400円 |
二輪自動車 (750cc以上) | 2,100円 | 2,620円 | 3,010円 |
サイドカー・トライク等 | 4,190円 | 5,240円 | 6,020円 |
お盆休みにリッターバイクでスタンダードを使って行くと…
5,820円
になります。
公式サイト:津軽海峡フェリー
青函フェリー
旅客運賃が2シーズン固定運賃を取っているので非常に分かりやすいです。
所要時間 約4時間
乗船時間は短いので、むりして良い席を確保する必要はなくイチバン安い相部屋がお得だと思います。
スタンダードは相部屋、ビューシートは進行方向に向いたプライベートシートでくつろげます。
旅客運賃
10月~5月 | 6月~9月 | |
2等椅子・カーペット席 | 1,800円 | 2,200円 |
オートバイ運賃
10月~5月 | 6月~9月 | |
自転車 | 810円 | 1,020円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 1,620円 | 2,040円 |
二輪自動車 (750cc未満) | 2,440円 | 3,060円 |
二輪自動車 (750cc以上) | 3,260円 | 4,070円 |
サイドカー・トライク等 | 6,520円 | 8,150円 |
お盆休みにリッターバイクでカーペット席を使って行くと…
6,270円
になります。
公式サイト:青函フェリー
シルバーフェリー
八戸⇔苫小牧航路の他に宮古⇔室蘭航路が出来たので、太平洋側からの北海道へ渡るのが便利になりました。
シーズン料金を設定していないので、トップシーズンでもワンプライスの通常料金で乗船できます。また、学生料金を設定しているので高校生や大学生は学割料金で乗船できます。
八戸⇔苫小牧
所要時間 約8時間
船によって船室の構成に違いがあるので注意してください。
2等室は相部屋雑魚寝、2等寝台Bは相部屋コンパートメント客室、2等寝台Aは個室寝台になります。
旅客運賃
大人 | 学生 | |
2等寝台A | 8,400円 | 7,280円 |
2等寝台B | 7,000円 | 5,880円 |
2等室 | 5,600円 | 4,480円 |
オートバイ運賃
料金 | |
自転車 | 3,000円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 6,000円 |
二輪自動車 (750cc未満) | 8,000円 |
二輪自動車 (750cc以上) | 10,000円 |
お盆休みに大人がリッターバイクで2等寝台Aを使って行くと…
16,500円
になります。
公式サイト:シルバーフェリー
宮古⇔室蘭
残念ながら廃止になりました…
函館にも札幌にも微妙に遠い室蘭発着の航路になりますが、洞爺湖を最初に周るならオススメの航路になるかもしれません。
所要時間 約10時間
2等室は相部屋雑魚寝、2等寝台Bは相部屋コンパートメント客室になります。
旅客運賃
大人 | 学生 | |
2等寝台B | 8,000円 | 6,800円 |
2等室 | 6,000円 | 4,800円 |
オートバイ運賃
料金 | |
自転車 | 2,600円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 5,200円 |
二輪自動車 (750cc未満) | 7,300円 |
二輪自動車 (750cc以上) | 9,400円 |
お盆休みに大人がリッターバイクで2等寝台Bを使って行くと…
17,400円
になります。
カーフェリーを上手に使って、安全で快適な北海道ツーリングを実現して下さい!!!!
北海道の次は南国沖縄ツーリングへGo!!!!
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