自動車免許の中で最も取得が簡単で、早い年齢から取得できるのが『原付免許』です。
自動車学校などに通う必要もなく、運転免許センターで試験当日に免許取得が可能です。
原付バイクに乗らなくても、原付免許を取得しておけば身分証明書代わりにも使えたりと便利な免許です。
原付免で乗れるバイク
原付免許で乗れるバイクの種類は、排気量50㏄以下の第一種原動機付自転車(原付一種バイク)になります。
同じ原付バイク枠でも第二種原動機自転車(原付二種)と呼ばれる黄色ナンバー、ピンクナンバーのバイクは乗れません。
原付免許試験方法
原付免許取得には実技試験はありませんが、ペーパーテストに合格した後、実技講習を受ける必要があります。
適正テスト
適正テストとは、原付免許を取得するにあたって体が受験に適合するかどうかを調べる簡単な身体検査です。
- 視力検査
- 聴力検査
- 運動能力検査
本当に基本的な検査なので、検査で落とされる事は稀ですが、視力検査は裸眼で両目0.5以上の視力が必要なため意外と引っかかる人が多いです。
気になる方は一度近所のメガネ店などで視力検査をオススメします。裸眼両眼で0.7以下でしたらメガネ・コンタクトを作ることを強くオススメします。意外と視力って、体調によって見えやすかったり見にくかったりします。
試験はペーパーテスト
運転免許センターでの試験は試験時間30分、設問は原付バイクで道路を安全に走る為の基本的な交通ルールを中心とした二者択一式の問題になります。
設問は合計48問あり、50点満点の減点方式で採点し正解率90%、45点以上で合格となります。
- 文章問題が46問 1問1点 合計46点
- イラスト問題2問 1問2点 合計4点
問題の内容は本当に基本的な交通ルールがほとんどで、引っかけ問題も少ないため、市販の原付免許問題集を1冊丸っと解けば合格できるはずです。
無事に合格したら実技講習へと進みます。
原付免許実技講習
※注意!!!実技講習で不合格になる事はありません。
基本的に初めて原付バイクに触れる方がほとんどなので、原付バイクの道路での走り方や取り扱い方、乗り方を中心に講習を受けます。
時間は3時間になります。
動画視聴・事例学習
まず最初は座学になり、原付バイクでの安全走行についての動画を見て、そのあと指導教官による口頭での説明になります。
実技講習
座学が終わると実際に原付バイクを使った講習になり、原付バイクのスタンドのかけ方から取りまわし方、発進、停止などを学びます。
自転車に乗れれば問題ない内容です。
ただ、初めてバイクに触れる人だとアクセルの使い方や加減が分かりにくいので慎重に扱う必要があります。
※実技講習は実際にバイクに乗るので、長袖、長ズボン・スニーカーなど安全に乗車できる服装が必要です。サンダル、半ズボン、スカートは不可です。
実技講習が終われば免許交付となります。
原付免許取得手続き・試験場
自治体によって細かな違いがあるのですが、ここでは管理人が住む埼玉県での原付免許取得を例としてあげます。
基本的に、住民票がある自治体の運転免許センターでしか受験できないので注意が必要です。
※住民票は埼玉県にあるけど東京都で受験したい!は無理です。
試験会場・受付時間
- 各都道府県の運転免許センター
- 月曜日から金曜日までの平日(祝日・休日・年末年始【12月29日から翌年1月3日】を除く)
- 午前8時30分から午前9時15分(45分間)
受付時間は意外と短く、日によっては混雑するので余裕を持って早めに行くのをオススメします。
必要書類・手数料
- 本籍地記載の住民票(個人番号が記載されていないもの)コピー不可
*外国籍のかたは全部記載の住民票(個人番号がきさいされていないもの)コピー不可及び在留カード等
*運転免許証をお持ちのかたは、運転免許証(住民票は必要ありません) - 申請用写真2枚
(申請前6か月以内に撮影されたもので無帽、正面、上三分身、無背景、たて3cm×よこ2.4cm、白黒・カラーを問わず) - 申請に際して本人であることが確認できるもの(運転免許証持参のかたは必要ありません)
(健康保険証、パスポート、住民基本台帳カード、個人番号カード等) - 原付講習終了証明書又は取消処分者講習終了証明書(持参されたかたは原付講習が免除)
- 眼鏡・補聴器等(使用しているかたのみ)
- 黒色ボールペン(消せるタイプのものは不可)
※視力検査は必須なので、裸眼両目で0.5以上の視力が無い方はメガネ、コンタクトレンズを必ず持参しましょう。
[費用] | 受験料 | 1,500円 | ||
講習料 | 4,200円 | |||
交付手数料 | 2,050円 | 合計 | 7,750円 |
※必要書類等は運転免許センターによって違うので、受験前に確認することをオススメします。
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