バイクに興味の無い人でも、バイクの形を思い浮かべると出てくるのが、このネイキッドバイクと呼ばれる種類だったりします。
始めてバイクを選ぶ人にも人気で、定番のバイクですね。
ネイキッドバイクの特徴
ネイキッドの意味は裸を表していて、カウル付のオートバイがカウルを外した状態のバイクをネイキッド、ネイキッドバイクと呼んでいます。
もちろん、カウル装着を前提としないネイキッドバイクとして設計されたバイクも数多く存在します。
人気は大型ネイキッドバイク
かつては歪んだ免許制度のおかげで、ホンダCB400SF、ヤマハXJR400、カワサキゼファー400等の、400ccネイキッドバイクが人気の時代もあったのですが、免許制度が改定されてからは、大型ネイキッドバイクが人気です。
排気量250cc以上のバイクは車検があるので、大型2輪免許を持っていればあえて400ccネイキッドを選ぶ必要もなく、さらに、若者のバイク離れもそれに拍車をかけていて、16歳、17歳でバイクの免許を取得する若者が減っているんです。
400ccネイキッドバイクが新車乗り出し価格で70万円以上する現在、おいそれと若年者がバイクを買える状況ではないですね。
大型ネイキッドバイクで人気なのは、ヤマハMT-07、MT-09等の新しい形のネイキッドバイクや、伝統的なスタイルで人気なのには、ホンダCB1100等があります。
風を感じる
管理人も以前ネイキッドバイクに乗っていたのですが、やっぱりバイク然としたスタイリングは魅力的で、バイクを降りた後でも缶コーヒー片手にバイクを眺めて、1人悦に入っていた事もありました(笑)。
でも、ネイキッドバイクはそのスタイリングならではの問題もあり、その一つに『走行風を全身で感じる』があります。
時速80㎞くらいまでなら『風を感じて~』なんて呑気に快適に走ってられますが、これが高速道路で追い抜きをかけてる時なんかは速度が120km/hくらいは出します。
このくらいの速度になると意識的に体を前の方に持っていかないと風圧でのけぞっちゃいます。しかも、これが1時間も2時間も続くとかなり疲れるのですね。
この辺りはやっぱりフルカウルバイクはもちろん、ヘッドライト周りだけにカウルが付くハーフカウルのバイクの方が断然快適です。
独特なバイクが多い
ネイキッドバイクに分類してよいのかどうか分かりませんが、このバイク然としたネイキッドバイクには旧車スタイルのバイクもあるので面白いです。
バイクは純粋に性能だけを楽しむ趣味ではなく、ライフスタイルに合わせたり、ツーリングスタイルに合わせた車種を選んで楽しめます。
ヤマハですと伝統のシングルエンジンであるSR400がいまだに販売されていますし、カワサキですとバーチカルツインエンジンが楽しいW800なんかが販売されています。
この辺りのバイクは旧車スタイルの中に最新のテクノロジーが詰まったバイクなので、選択肢の中に入れておいても損は無いと思います。
250ccネイキッドは不人気
250ccネイキッドは販売されている車種も少なく、人気があるのはフルカウル250ccバイクか、ビッグスクーターだったりするので、イマイチ不人気なようです。
ただ、車重も軽いしシート高が低く足つき性も悪くないので、女性が初めてバイクを選ぶならオススメの1台です。
でも、女性って足つきを考えるともっとシートが低くて低重心なアメリカンを選ぶ傾向が強いです。
まとめ
現行車種で選ぶとかなり台数が絞られてしまうネイキッドバイクなんですが、中古バイクや旧車までを選べば数多くのネイキッドバイクが選べます。
ただ、あんまり古いバイクだと維持するのも大変だし、それなりの予算と覚悟とノウハウが必要になってくるので、これからバイクを始める人にはあまりオススメしません。
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