イボイボごつごつしたタイヤに、シートが高い細身の車体が特徴なのが、オフロードバイクです。バイクにちょっと詳しい人だと、トレール車、トレールバイク、オフ車なんて呼んでますね。
見た目より全然乗りやすく、バイク初心者にもオススメできる車種です。
オフロードバイク・トレールバイクの特徴
トレールバイクに乗るとあらゆる道に入って、冒険できそうな気がしてしまうバイクなんです。ロードスポーツバイクでは諦めていた道に積極的に入って楽しんじゃいましょう。
得意な道は林道などの不整地
基本的にアスファルトではない、不整地道を快適に走れるように作られています。もちろん舗装路も走れますが、凸凹したタイヤは細かな振動が多く舗装路は乗り心地がイマイチです。
トレールバイクの得意な道は林道などの、普通のロードバイクでは入っていけないような道です。
ストロークの長いフロントサスペンションと大きなタイヤで砂利道などでも安定性良く走ります。リアサスペンションもストロークが長く衝撃吸収性に長けているので、ジャンプして着地なんて事も朝飯前に出来ちゃいます(乗り手によりますが…)。
基本的に単気筒(シングル)エンジン
エンジンは基本的にどの排気量でも単気筒のエンジンになります。
これは車体を細く軽く作る必要がある為、部品点数が一番少ないシングルエンジンが選ばれています。それと、多気筒エンジンよりも燃焼間隔が長い為、連続した出力特性にならないことによるアクセルコントロールのしやすさの面もありますね。
しかし、同じ単気筒エンジンでも、ヤマハSR400のようなエンジンの鼓動を楽しむって乗り方には向いていません。
エンジン馬力も同じ排気量の4気筒エンジンよりも少し劣ります。
車体は軽いがシートは高い
トレールバイクの特徴にシートが高いことがあげられます。
これは、もちろんダート走行の為にサスペンションストロークを長く取っていることによるんですが、それでもシートが高いです。
平均的な女性や、小柄な男性だと地面に足が届かないはずです。この辺りがちょっと敷居が高く感じられる部分なのかもしれません。
ヤマハ セローやトリッカーなどはシート高が低いので、女性に人気があります。
車体は非常に軽く作られているので、バイク初心者でも簡単に取りまわせますし、転倒させても引き起こしが簡単です。しかも、転倒前提で作られているせいか、転倒時に壊れる部品が少なくて済みます。
最高速度はちょっと遅いが…
基本的にトレールバイクは最高速度よりも、中低速での加速と扱いやすさに重点を置いた作りになっているので、同じ排気量のスポーツバイクに比べれば最高速度劣ります。
しかし、低中速度での加速は鋭いので、峠道を走る時は結構楽しく走れますよ。
ちょっと不便な点は、ガソリンタンクの容量が小さいのでロングツーリングの時などは頻繁に給油しないとガス欠の恐れがあります。
調子に乗って林道ばっかり走っていると、ガス欠気味でガソリンスタンドが無い!!!なんて事になりかねません。
モタードバイクはロードバイク
トレールバイクの形なのに、小さなホイールにオンロードタイヤが装着されたバイクがあります。
一般的にはモタードバイクの呼び名で認識されているジャンルのバイクになりまして、トレールバイクの大きなブロックタイヤの代りに、前後17インチのホイールにグリップの良いロードタイヤを装着しています。
ちょっとしたダート走行も出来ますが、基本的にはロードスポーツバイクになります。
まとめ
バイク趣味がやめられない人が一度は必ず通る?バイクがトレールバイクだったりします。
ロードバイクをそれなりに扱える自信があっても、オフロードを走るとそんな自信は簡単に打ち砕かれますね。管理人もそうでした(笑)
バイクテクニックの練習にもなるし、近所に買い物から、キャンプ道具を積んで林道ツーリング、保安部品を外してオフロードコースで走らせたりと、マルチに遊べるバイクがトレールバイクですね。
これから免許を取ろうとしている方も、一度は検討するに値するバイクですよ。めっちゃ楽しいですから食わず嫌いは止めましょう(笑)
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